ベラジオ 雅び 西大路高辻
ホワイトのボーダーラインを基調とした外観は、ダークグレーのマリオンと相まってシンプルかつ美しいスクエアなフォルムを醸し出します。
外観デザイン
ダイナミックなボーダーを基調とするスクエアなフォルム。
共用部
老舗扇子店「大西京扇堂」とコラボレーションしたエントランス
++天保年間創業の老舗扇子店「大西京扇堂」とコラボレーション。日本人の歴史・生活と共に息づく扇子の魅力を、四季折々の京都の風景と共に伝えます。
アーティストコラボ作品
『京の四季歳時記 扇面流し』 ─ エントランス
【春】葵祭、清水寺、三船祭【夏】祇園祭、三千院、水路閣、南禅寺)【秋】落柿舎、通天橋、東福寺)、時代祭【冬】金閣寺、節分会壬生寺)、石庭龍安寺)
『かわほり扇 箔彩四季 』 ─ エントランス
かわほり扇の気品ある佇まいは見る人を引き込み、箔の繊細な色味の変化は、四季の移り変わりを感じさせ、日本の美意識や自然への敬意を伝えます。
扇子・京扇子とは
元々平安時代の初期、文字を書く用途で使われていた木簡「檜扇(ひおうぎ)」から派生したものが、扇子の始まりと言われています。
平安時代中期に、扇骨が5本位の、広げた形がコウモリの羽に似た蝙蝠扇(かわほりおうぎ)が誕生します。
この蝙蝠扇は詩歌や絵を描く用途以外にも、現在のようにあおいで涼を取る扇子としての実用的な機能を持つようになりました。
「京扇子」とは特定の形や柄などの特徴を表すものではなく、扇面の加工、扇骨の加工、仕上げの3点を京都及び京都近郊の職人で作られた扇子のことをいいます。
一般的に、出来上がるまでに87の工程を経るといわれ、熟練の職人による分業で、細部にわたる丁寧な手仕事により制作されます。
制作アーティスト
株式会社 大西京扇堂
九代目当主 大西 庄兵衛 氏
代表取締役 大西 将太 氏
(左)大西 庄兵衛氏 (右)大西 将太氏
天保年間(一八三〇年~一八四三年)創業。現当主は九代目を襲名。当時は屋号を大和屋と称し大和屋庄兵衛を名乗り、明治期になって「京扇堂」と改名。
古くより東海道の終点三条大橋近くに位置し妙心寺、知恩院、南禅寺など各宗本山の御用達を務め寺院扇を納めるかたわら、内外観光客の多い立地のため舞や茶道、一般の扇子などあらゆる扇子を扱う。
大西京扇堂オリジナル夏扇の「洛風扇」は気品あるデザインが好評。
参加アーティスト
『京の四季歳時記 扇面流し』 ─ 扇面制作
扇子絵師
加藤 泰夫 氏
1947年愛知県生まれ。
着物絵師としても活動。
大西京扇堂の扇子絵師として多くの作品を手掛ける。
『かわほり扇_箔彩四季』 ─ 箔押し
金彩扇子作家
米原 康人 氏
1986年京都生まれ。
扇面箔押し加工の職人。
さらに「金彩扇子作家」としても多数の作品を発表している。